CAVEシステム

分散協調型仮想現実空間システム

米国のイリノイ大学(University of Illinois)EVL(電子視覚研究所)、NCSA(National Center for Supercomputing Application/国立スーパー・コンピュータ応用センター)によって開発された、総合ヴァーチャル・リアリティ空間システムの名称。正面、左右側面、床面の4面の大スクリーンに3D立体映像が投影され、ユーザーはインタフェース・デバイスなどを操作し、さまざまな角度から映像を体験できる。NTT-ICCのCollection 10にはアート・インスタレーションとしてconFIGURING the CAVE(CAVEの共同[形]成)が紹介されている。INET2000日本委員会は2000年6月7日に、2000年7月に横浜市で開催されるインターネットに関する国際会議「INET2000」(インターネット・ソサエティ主催)で行われる予定の日本と米国、ヨーロッパを結んだCAVEシステムのデモンストレーションなど、「iGrid 2000」の内容などについて発表した。詳細情報はURL(http://www.isoc.org/inet2000)で知ることができる。サン・マイクロシステムズ(Sun Microsystems)社が2002年2月28日にカナダのカルガリー大学(University of Calgary)のCBR( Canadian Bioinformatics Resource)創設者Dr.Christoph SensenはCAVEシステムを改良して、2.5m四方の立方体の部屋で、4台のプロジェクタの映像でそれぞれ壁に人体の映像を投射し、部屋の中にいると人体の中に潜り込んだような体験ができるJava 3D技術を使った3Dバーチャルリアリティ・システムを開発したと発表した。今後はVisible Human Projectのデータを完全に取り込み、より完全なシステムにするということである。ZDNetは2007年5月24日に、カナダの研究者が医師の複雑な外科的手術に対応できる詳細な人間のモデルを制作していると報告した。このモデルは、サン・マイクロシステムズ(Sun Microsystems)社のSun Centerが2002年にUS$550万をかけて作った3Dバーチャル・リアリティ「Cave」の延長線に上にあり、そのモデルは「Caveman」と呼ばれ、3,000以上の異なったコンピュータ画像を組み合わせて身体の部分を構成し、核磁気共鳴画像やCATスキャン画像、X線画像なども浮かぶように表示でき、身体の内部まで画像で医師が課ぬ人できるようになっている。カルガリー・ファクリティ大学医学部(University of Calgary Faculty of Medicine)では、癌や、糖尿病や、筋肉の硬化やアルツハイマーなどの病気の遺伝学を研究するときに、「Caveman」が役立つと報告している。医学校のSun Center of Excellence for Visual Genomicsに所属するクリストファー・センセン(Christoph Sensen)は、「ものようなモデルは世界中にない。」と報告している。詳細情報はURL(http://news.zdnet.com/2100-9596_22-6186277.html?tag=nl.e622)または、URL(http://www.ucalgary.ca/news/may2007/CAVEman)で知ることができる。