CompuServe

コンピュサーブ

AOL(America OnLine/アメリカ・オンライン)、Prodigyなどに次ぐ、大規模な米国の通信ネットワークの名称。日本ではニフティサーブ内のメニューからCompuServeに接続可能であった。1995年12月、南ドイツByern地方の警察が摘発した子供ポルノ事件をきっかけにドイツ検察当局の要請を受け、CompuServeはインターネット上のわいせつな内容のホームページに接続を停止した。しかし、1996年1月2日に米国のサンフランシスコの同性愛者擁護団体は、性の自由に規制措置を取ったとして抗議し、ドイツ製ビール不買運動を決めた。CompuServeは世界の約40カ国に約400万人の利用者がおり、そのうちドイツの約22万人が利用している。CompuServeは欧州本部をドイツ以外に移すかもしれない、ということが1996年11月18日に明らかになった。本部の移転先としては、ルクセンブルクが候補地にあがっていた。その背景には、騒動のほかに、税金対策やドイツでは禁止されているサービスの開始などが噂されていた。米国でCompuServeの約80%の株式を保有するH&R Block社は、1997年4月にCompuServeの売却を検討していることを明らかにした。1997年7月4日にAOLとドイツのメディア最大手のベルテルスマン(Bertelsmann)社は、CompuServeに対して、10億$で買収を提案した。1997年9月8日に、米国のパソコン通信大手であったCompuServeは会員獲得競争でAOLに敗れ、米国第4位の長距離電話会社ワールドコム(WorldCom/米国内で活動中のすべての子会社は2002年7月21日に米国連邦破産法11条/チャプター・イレブン/Chapter 11 of the U.S. Bankruptcy Codeの適用を申請した)社に12億$で株式の80%が売却された。また、CompuServeの高速インターネットアクセス部門のANSコミュニケーションズを1億7500万$でAOLが譲り受け、その代わりにCompuServeのコンテンツと約300万人の個人会員をAOLが引き継いで運営することを発表し、反トラスト法に抵触する可能性を調査していた米国のDOJ(Department of Justice/米国司法省)も1997年11月10日に、AOLによるCompuServeのコンテンツ部門買収を承認した。これで日本法人のAOLとニフティサーブの戦いが日本でも再現されると予測する関係者も多い。ただし、すぐに戦いが始まるのではなく、当面はCompuServeとAOLは別サービスとして実施され、日本でもしばらくは大きな影響はないという意見もでている。ヨーロッパではドイツのベルテルスマン(Bertelsmann)社がドイツのAOLに7500万$を支払い、ドイツのAOLがヨーロッパのCompuServeを買収した。ただし、CompuServeのコンテンツは独立サービスとして継続されることになった。1997年12月にはドイツ当局もこの買収を承認した。CompuServe社は、すでに多くの資本が投入され、死に体という感じであったが、最近はアルゼンチン、メキシコ、シンガポール、ベトナム、インドなどでプロバイダ・サービスを新規に始め、中国でも地元資本のチートン・コミュニケーションと提携し、1998年度から北京、上海、広東、シンセンでプロバイダ・サービスを開始することになった。これでは全世界105ヶ国でサービスを展開することになった。あれだけ町中にポルノ雑誌やショップ、買収宿などがあるドイツで、1997年4月に子供や動物に絡んだハードポルノがネット上に流れるのを意図的に放置し、またドイツ国内で禁止されている暴力賛美のコンピューターゲームを黙認したというの理由で摘発され、1998年5月28日にミュンヘンの区裁判所は、ドイツで初めてCompuServeのドイツ子会社に執行猶予付き自由刑2年の有罪判決を言い渡した。CompuServeはニューヨーク・タイムズ(New York Times)の子会社で電子メディアを手がけるニューヨーク・タイムズ・エレクトロニック・メディア・カンパニー(The New York Times Electronic Media Company)社と提携し、ニューヨーク・タイムズの記事をCompuServeのニュース・チャンネルで配信すると1999年1月11日に発表した。詳細情報はURL(http://www-db.aol.com/corp/news/press/view?release=541&)で知ることができる。新聞というメディアが独立して情報を提供する社会から、ネットワーク・ユーザーに向けてプロバイダ経由で情報提供する動きが激しくなってきている。また、1999年1月13日にはインターネットを使った健康チェックで有名なWebMDと提携し、$29.95で専門家による有料の健康診断を受けることができるシステムの提供を開始した。日本ではまだ法律的に多くの問題が残っていることから、医師の問診などによるインターネットを利用した医療サービスの環境が完全に整っているとはいいがたいが、今後はこのような分野での利用も視野に入れた規制緩和も必要になることだろう。当初はこのサービスもCompuServeのユーザーに限定されているが、実績を積み重ねることによって全世界のAOLユーザーもインターネットで健康管理できる環境が提供されることも現実的になることだろう。そして、AOLの買収されたCompuServeは独自性を無くし、完全な「AOL化」を完了する。シンセサイザー博物館SynthMuseumはURL(http://www.synthmuseum.com/)にある。イギリスのthe Harvard School of Public HealthとHenry J. Kaiser Family Foundationが行ったレポート「Medical Errors: Practicing Physician and Public Views」で、健康関連情報の90%がフィルタリング・システムでポルノとしてエラー・ブロックされていることを2002年12月12日に発表した。詳細情報はURL(http://www.kff.org/content/2002/20021211a/)で知ることができる。90%では、「子供の健康はポルノ?」と聞きたくなる。ただし、日本のインターネット協会のブロック・ソフトは、このような調査をしても損害賠償請求で訴えられる可能性があるということである。米国のJournal of the American Medical Associationも「Study: Does Pornography-Blocking Software Block Access to Health Information on the Internet?(ポルノ・ブロック・ソフトはインターネット上の健康情報をブロックするの?)」というレポートを公開した。詳細情報はURL(http://jama.ama-assn.org/issues/v288n22/abs/jtv20005.html)で知ることができる。


米国のインターネットを使う子供と、使わない子供の比較
子供達がよく使うソフト
ドイツのドメイン数の伸び
ドイツの種類別ドメイン数の伸び
ドイツのドメイン数の伸びと、必要な金額
ドイツのホスト数の伸び
ドイツのホスト数の伸びと金額
言語別世界のインターネット・ユーザー
言語別ユーザーの円グラフ
西欧のインターネット状況
オンライン・ショップと中卸業
ロシアとヨーロッパのインターネット・ユーザーの伸び
オンラインの冷やかしと商人の戦い
オンラインでの健康、美容、エイズ、薬情報販売の予測
米国における8〜12歳の子供とインターネット
米国の18歳以上で、1998年と2000年にオンライン・ショップ利用経験者
タイプ別オンライン・ショップの割合
インターネット・ショップの売り上げとその割り合いの比較
ヨーロッパの2000年インターネット・ユーザー
各国のカテゴリー別オンライン・ショップの分布
2000年6〜10月のオンライン・セールス推移と業種
B2Bと医療及び健康産業の予測
2000年と2001年の業種別オンライン・ショップ低迷現象
米国における人種別インターネット犯罪とその種類
B2Bの2000年と2001年の変化
ドイツのBertelsmannが計画しているインターネット・コントロール
オンラインで支払う不安と問題
アルゼンチンのインターネット事情
2000〜2004年のブロードバンド・ユーザー
英語圏医師の電子化状況と未来予測
米国のB2Bユーザーが利用している雑誌とWebの利用比較
北米で開発者がB2Bで利用したサービス
アルゼンチンのインターネット・ユーザー(2000年12月現在)
米国の博物館と図書館レポート2002
米国、ドイツ、フランス、日本で実施されたオンライン医療の現状
ChildStats.govが公開したAmerica's Children: 1997
ChildStats.govが公開したAmerica's Children: 1998
ChildStats.govが公開したAmerica's Children: 1999
ChildStats.govが公開したAmerica's Children: 1999の付録
ChildStats.govが公開したAmerica's Children: 2000
ChildStats.govが公開したAmerica's Children: 2000の付録
ChildStats.govが公開したAmerica's Children: 2001
ChildStats.govが公開したAmerica's Children: 2002
WorldCOMによるChapter 11の解説
GAOによる薬の広告規制に関するレポート
Pornography-Blocking Software Block Access to Health Information
米国警察による1992-2000の犯罪報告