超多眼方式


複数のカメラで撮影した複数の映像の中から、立つ位置に応じた2つの映像をそれぞれ左右の目に投影し、位置を変えると異なる方向からの映像を見ることができる方式で、このカメラが、0.5度の間隔で映像を投影し、目の中に複数の映像が表示された時(超多眼)、見る人には途切れることなく連続した立体として認識される立体映像表示方式の総称。これまでは、2台のカメラで左右それぞれの目に向けた映像を表示する立体映像表示方式が実用化されていた。しかし、目の焦点と結像点が一致しないため、見る人が疲れやすいという欠点があった。郵政省の認可法人通信・放送機構は、45台(45方向)のカメラで立体を撮影した映像を目に投影し、立体メガネなどの器具を使わずに視域角22.5度の範囲内で立体映像を見ることができる超多眼方式を採用した表示装置「超多眼式3Dディスプレイ」を開発し、1997年2月9日から米・カリフォルニア州サンノゼで開かれた光学技術の国際シンポジウム「エレクトロニック・イメージング'97シンポジウム」で発表した。試作機で表示できる立体映像の大きさは、幅185mm、高さ125mm、奥行き200mmで、毎秒30コマの速度で更新できる。