ピクチャーMD

picture MD

データ記録用MD

MDデータ規格をAV機器に応用し、シャープとソニーが共同開発したカラー静止画をMDに記録することができ、40Mバイトの記憶容量がある6.4cmのディスクの名称。ピクチャーMDは、家庭用AV機器に共通して利用できるように互換性があり、画像サイズは4対3、3対2、16対9に対応し、解像度、画像圧縮方式は国際標準のJEPEG、音声の圧縮方式はオーディオMDと同じATRACが採用されているなどの規定がある。ソニーは1996年12月に、MDデータを記録媒体に使用したパーソナル電子ファイル・システムDATA EATA PRO「PDF-HD7」を発売した。別売りのPCリンクキットPDL-K2Wを使いWindows95対応パソコンに接続することで、本機に保存されている書類データをパソコン側からも閲覧・整理・検索ができる。保存した書類データを変換し、パソコン側に取り込み、書類の加工・編集も可能で、またパソコン側データを変換し、PDF-HD7に取り込み、ファイルリングすることもできる。ソニーは1996年12月16日に、短波長レーザーの採用などで記録密度を現行の約4.6倍に引き上げ、CDと同じ650Mバイトの記憶容量を実現した。現行規格と同じで、容量140Kバイトの静止画を約4600枚、MPEG2の動画を約20分記録できる。新規格に準拠したMDデータ装置は、現行のMDデータでも記録・再生の互換性がある。シャープは1997年3月10日に、撮影した映像データの記憶媒体に初めてピクチャーMDを採用したデジタルカメラ「MDデータカメラ MD-PS1」を発売した。MDデータカメラ MD-PS1は、1枚で最大2000枚の静止画を記録でき、ビデオ・デジタルカメラ部門でなく、オーディオ事業部が開発ししたため、音楽用MD製品の開発ノウハウを生かし、MDレコーダーとして音声の録音・再生できる。また、パソコンに接続して外部メモリ装置としての使用もできる。また、一定間隔(20秒〜24時間)で自動的に撮影する「インターバル撮影機能」があり、インターバル再生機能と合わせて、アニメーションのようにコマ落としで再生したり、パソコンを使って、同じ場所から方向を変えて別々に撮影した写真を合成し、360度パノラマ写真をつくる「シームレス合成処理」機能もある。シャープは現在、ソニーと共同で650MバイトのMDカメラの規格化を進めている。日本経済団体連合会は 2004年1月20日に、「戦略的な国際標準化の推進に関する提言」を公開した。詳細情報はURL(http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2004/007.html)で知ることができる。