エフェクタ

effector

特殊効果

CG画像、ビデオ画像、音声信号などに電気的な処理を行い、さまざまに変化させ、いろいろな効果を生み出す装置の総称。MIDIの場合、レコーディングなどの音響技術者がミキシングなどで使用する19インチ・トラック・マウント・タイプのものと、演奏者が電子楽器とアンプの間に挿入するコンパクト・タイプのものとがある。エフェクタの代表的なものにはディレイ、コーラス、イコライザ、リバーブなどがある。最近では、電子回路の進歩と小型化により、1台のエフェクタで同時に複数の種類のエフェクト効果を与えることができるマルチエフェクタが登場し、主流になってきている。映像の場合、ビデオ画像をデジタル化し、画面全体が波打ったようにしたり、画像全体が砂の上に映された映画のようにできる特殊効果を与える装置の総称、または特殊効果を与えるためのソフトで、その行程および結果、効果をエフェクトという。MIDIの場合も同様に、もとの音に特殊効果をデジタル的に付ける装置、またはソフトをエフェクタといい、その行程および結果、効果をエフェクト(effect)という。その効果は無数にあり、複数のエフェクタを混合してより効果を与えることもでき、画像に特殊効果を付けるフィルタと混同されることもある。一般的には、2D画像に特殊効果を与えるソフトをフィルターといい、3D画像・ビデオ画像に特殊効果を与えるソフトをエフェクタというが、その定義ははっきりしていない。映像に特殊効果を与えるソフトの代表的なものとしては、CoSA(the Company of Science & Arts)社のAfter Effectsがある。米国のAtomicPower社は、After Effectsプラグインとして、Mac版とWindows版のEVOLUTION Ver.1.0を販売している。詳細情報は日本での販売会社ノヴァテックのURL(http://www.novateccorp.co.jp/)で知ることができるまた、インターネット上には音楽用のエフェクタが多くあるMusic's Effect on the Human Brainというページもある。音楽電子事業協会デジタルレコーディング委員会が提供している用語集や解説があるデジタルレコーディングに関する知識と情報はURL(http://www.amei.or.jp/report/DR_Div/report1.html)にある。2001年12月19日に世界で公開され、DVD版は100万本以上が売れるなど世界記録を更新し続け、世界的に有名になった3部作映画「ロード・オブ・ザ・リング(the Lord of the Rings)」の特殊効果製作作業の大部分を行って、オスカーで2つの賞を受賞したニュージーランドのウェリントンに拠点を置くデジタル効果映像会社Weta Digital社は2002年5月31日に、Linuxで稼動するIBMのPCワークステーションIntelliStationに移行することを発表した。IBMは第2作目「二つの塔(The Two Towers)」の特殊効果を担当するアーティストたちが使用する150台以上のIntelliStationを、2002年末までにWeta Digital社に導入することになった。詳細情報はURL(http://www.wetafx.co.nz/)または、URL(http://www.ibm.com/news/jp/2002/05/05312.html)で知ることができる。このように使い慣れた環境から別の環境に移行するときには、IBMの強力なサポートが約束され、経費削減にもつながるなど両社に大きな期待が先行する反面、アーティストの期待も大きく、それを裏切ることになると、メーカーにとっては大きな痛手になることから、十分に注意を必要とすることの方が多い。米国のAdobe Systems社は2003年3月に、ビデオ編集者向け雑誌「Digital Producer」に掲載された、Dell社のハイエンドPC(3.06GHzのPentium 4)とApple社のMaciontosh(1.25GHzのデュアルG4プロセッサ)で、After Effectsを使った性能比較を公開した。詳細情報はURL(http://www.adobe.com/motion/pcpreferred.html)で知ることができる。NSF(National Science Foundation/全米科学財団)は2003年8月18日に、Purdue Universityの学生が人工知能技術を利用して、映画やゲーム用に開発した雲 などをリアルタイムで表現できるスペシャル・エフェクト技術を公開した。ただし、Purdue Universityの学生が開発した雲 を生成するアニメーションを見るには「DivX」が必要になる。詳細情報はURL(http://www.divx.com/software/browse.php?cid=16)で知ることができる。MIT's Technology Reviewは2005年7月18日に、新技術として南カリフォルニア大学クリエイティブ研究所(the University of Southern California's Institute for Creative Technologies)のPaul Debevecが既存のフィルムに映画制作者によってに証明を変更した場合の実写照明条件をシミュレートさせたり、または新しい照明の効果を追加できるなど、イメージにおける照明の効果を変えることができるコンピュータグラフィックス・ツールを開発したと報告した。詳細情報はURL(http://www.technologyreview.com/articles/05/08/issue/ftl_info.asp?trk=nl)で知ることができる。