グレーティング・イメージ技術


凸版印刷が開発している、微小な回折格子によるドットをコンピュータ制御で高精度に配置することにより、従来のホログラムにはない複微小で雑なドットの集まりでパターンを構成するオリジナル技術の名称。これまでは円形や四角形のような単純な形状のドットで構成されていたが、1998年10月28日にドット自体を微小な文字や特殊な形状(マイクロ・パターン)に形成し、その集まりでイメージを表現する技術を開発した。マイクロ・パターンの大きさは数10μから数100μで、ドット形状にもデザイン要素を取り入れ、ドット形状の違いにより微妙な印象の変化を与えることができる。この技術の開発により、絵柄の一部に隠し文字など特定の意味を持つマイクロ・パターンを混在させることができ、より高度な真偽判定を行うことが可能なった。また、回折格子は、格子の種類と照明の方向によって見え方が変化することから、ドットごとの回折格子の種類を変化させ、カラーコピー等による複製を不可能にすることもできるため、クレジットカードや商品券など有価証券の偽造防止はもちろん、コンピュータ・ソフト、音楽CD、ビデオなど、セキュリティー性が要求される様々な分野の製品に幅広く展開できる。詳細情報はURL(http://www.toppan.co.jp)で知ることができる。米国のGAO(General Accounting Office/米国連邦会計監査院)は2003年9月9日に、Robert J. Cramerによる偽造IDとIDの偽物を浮かび上がらせる実験報告書「Security: Counterfeit Identification and Identification Fraud Raise Security Concerns, by Robert J. Cramer, managing director, Office of Special Investigations, before the Senate Committee on Finance. GAO-03-1147T」を公開した。詳細情報はURL(http://www.gao.gov/cgi-bin/getrpt?GAO-03-1147T)で知ることができる。