Panther

MacOS X v10.3

パンサー

米国のApple社が「Jaguar」の次にくる本格アップグレード版として公開する4回目のメジャーアップデートMacOS Xの開発コードネームの名称。Apple社は2003年6月24日に「Panther」をMacOS X v10.3として発表した。Finderウィンドウは、従来の「Aqua」から、「iTunes」のようなインタフェースにデザインを一新し、ハードディスクやネットワーク・サーバー、iDisk、よく使うフォルダやなどを左カラムにまとめて表示し、ワンクリックで素早くアクセスできるようにした。「Expose(エクスポゼ)」は、デスクトップ上に幾重にも重なったウィンドウを瞬時にタイル化して一覧表示したり、ウィンドウの後ろに隠れてしまったデスクトップ上のファイルにアクセスするために、すべてのウィンドウを一時的に画面の外に消したりできる新機能を搭載し、たくさんのウィンドウを同時に開く複雑な作業でも、快適なデスクトップ操作を可能にした。「Panther」ではActiveDirectoryとWindowsサーバー上のSMBベースのホームディレクトリ、Windows環境とプリンタ共有が可能になり、FileVaultはホームディレクトリのコンテンツを128ビットAES暗号化により保護する。MailはSafariベースのレンダリングエンジンによりHTML表示が強化されている。システムレベルのフォント管理システム「Font Book」では、ダブルクリックでフォントのプレビューができ、iTunesのようなインタフェースにより検索、使用・非使用の選択ができる。「Panther」の販売開始は2003年末になるということである。詳細情報はURL(http://news.apple.co.jp/cgi-bin16/DM/y/eQG70C21Wb0C7u0lH10AX)または、URL(http://news.apple.co.jp/cgi-bin16/DM/y/eQay0C21Wb0C7u0mEQ0AZ)または、URL(http://www.apple.com/macosx/panther/)または、finderについてのURL(http://www.apple.com/macosx/panther/finder.html)または、exposeについてのURL(http://www.apple.com/macosx/panther/expose.html)または、ichatについてのURL(http://www.apple.com/macosx/panther/ichat.html)または、isightについてのURL(http://www.apple.com/isight/)または、fast user switchingについてのURL(http://www.apple.com/macosx/panther/fast_user_switching.html)または、mailについてのURL(http://www.apple.com/macosx/panther/mail.html)で知ることができる。ノルウェーのOpera Software社は2003年8月20日に、「Panther」に対応したチェコ語版、英語版、フランス語版、ドイツ語版、イタリア語版、ノルウェー語版のOpera 6.03を発表した。詳細情報はURL(http://www.opera.com/pressreleases/en/2003/08/20/)で知ることができる。Apple社は2003年10月8日に、MacOS X v10.3とMacOS X Server v10.3の両「Panther」を2003年10月25日に同時発売すると発表した。詳細情報はURL(http://news.apple.co.jp/cgi-bin16/DM/y/eTFY0C21Wb0C7u0tMl0AL)または、URL(http://news.apple.co.jp/cgi-bin16/DM/y/eTFY0C21Wb0C7u0tMs0AS)で知ることができる。Apple社は2003年12月17日に、MacOS Xのアップデート版「Mac OS X 10.3.2」をリリースした。 Mac OS X v10.3 「Panther」への移行するには、MacOS 9から 「Panther」への移行する場合と、MacOS X 10.0やMacOS X 10.2から移行する場合の違いがあり、「アップデートで移行する」それまで使用していた環境を残したまま新規にインストールする「アーカイブしてインストール」ハードディスクを初期化してデータを全部消してからインストールする「消去及びインストール」がある。詳細情報はURL(http://www.apple.co.jp/articles/tutorial/index.html)で知ることができる。Apple社は2003年10月22日に、「Panther」をインストールした最大1GHzのPowerPC G4プロセッサを搭載した、12インチと14インチの「iBook G4」を発表した。詳細情報はURL(http://news.apple.co.jp/cgi-bin16/DM/y/eTfx0C21Wb0C7u0uYg0AW)または、URL(http://news.apple.co.jp/cgi-bin16/DM/y/eTfx0C21Wb0C7u0uYh0AX)で知ることができる。米国のApple社は2003年10月24日に、「Panther」は150もの改善点が盛り込まれていると発表した。詳細情報はURL(http://www.apple.com/macosx/)で知ることができる。「Panther」をインストールしたユーザーの一部から、外付けハードディスクに保存していたデータが消されてしまったという問題が報告された。米国のAppleは2003年10月30日に、Oxford Semiconductorが製造した「Oxford 922」ブリッジ・チップを使用しているFirewire接続の外付けハードディスクで、ファームウェアのバージョンが1.02の機種に障害が発生することを特定したと発表した。詳細情報はURL(http://www.apple.com/macosx/firewire800specialmessage.html)または、URL(http://www.macworld.co.uk/news/main_news.cfm?NewsID=7181)で知ることができる。また、ハードディスク・メーカーのLaCie社、WiebeTech社、Other World Computing社の各社は、一斉にこの問題を解決するためのパッチをリリースした。CNETは2003年11月6日に、Steve Jobsへのインタビューを掲載し、MacOS X(10.3 「Panther」)は、米国のIntel社のチップ上でも簡単に動かせるが、会社としてIBMのPowerPCファミリーのチップを使えることに幸せを感じるので(company is happy with IBM's PowerPC family of chips)、プロセッサの変更にはまったく興味がないとコメントし、Microsoft社がWindows XP Media Center Editionで提供しているビデオ録画機能については、「そんなものを付けるくらいなら、いっそコンピュータとトースターを合体させるほうが面白い(Apple was instead focused on melding the computer with a toaster.)」と冗談をいったと報道した。詳細情報はURL(http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20061808,00.htm)または、URL(http://news.com.com/2100-1045_3-5103279.html)で知ることができる。そういえば以前、MacOSを搭載したマシン向けに「After Dark」というスクリーン・セーバーでは、トースター(フライング・トースター)が飛んでいたことがある。Apple社は2003年11月12日に、「MacOS X Update 10.3.1」「MacOS X Server Update 10.3.1」「AirMac 3.2 for MacOS X 10.3」「Keynote 1.1.1」を公開した。詳細情報はURL(http://news.apple.co.jp/cgi-bin16/DM/y/eUIr0C21Wb0C7u0wI50As)または、URL(http://news.apple.co.jp/cgi-bin16/DM/y/eUIr0C21Wb0C7u0wI60At)または、URL(http://news.apple.co.jp/cgi-bin16/DM/y/eUIr0C21Wb0C7u0wI70Au)または、URL(http://news.apple.co.jp/cgi-bin16/DM/y/eUIr0C21Wb0C7u0wI80Av)で知ることができる。米国の@Stakeは2003年10月29日に、ファイルおよびディレクトリへのパーミッションを扱う方法にみられる「システム全体」での欠陥、カーネルレベルの脆弱性、バッファーオーバーフローに関連するもので、この欠陥を悪用され、リモートマシンからネットワーク経由でシステム内部にアクセスされてしまう可能性があるという3つのアドバイザリーをリリースした。ただし、最新版の「MacOS X」、「MacOS X 10.3(Panther)」にはこの欠陥に対する脆弱性はない。詳細情報はURL(http://www.atstake.com/events_news/press_mentions/)で知ることができる。Apple社は2003年10月31日に、MacOS Xの従来バージョン用にも脆弱性解消のパッチをリリースする計画を発表した。一時は「Panther」を有料で購入する以外、この脆弱性解消はできないという噂まで流れたが、あとは何時この脆弱性に対応したパッチは公開されるかということになる。この脆弱性を発見した研究者William Carrelは、米国のApple社の脆弱性への対応の遅さに業を煮やし、パッチがリリースされていない脆弱性の詳細をウェブで「Mac OS X Security Advisory」として公開した。詳細情報はURL(http://www.carrel.org/dhcp-vuln.html)で知ることができる。Apple社の対応の遅さが、もし「Panther」への販売促進に利用されているのであれば、社会的な問題であり、バッシングの対象として、Apple社からユーザーは逃げることだろう。