RealJukebox

リアル・ジュークポックス

米国のリアル・ネットワーク(RealNetworks/元Progressive Networks社)社が開発した、音楽CDの中から曲をハードディスクへMP3やRealAudio G2のフォーマットに変換して保存し、それを再生したり、整理することができる、パソコンをジュークポックスのように扱うことができるアプリケーションの名称。RealNetworks社は1999年8月に、MP3プレーヤー にも対応し、ドラッグ&ドロップで楽曲を簡単に携帯MP3プレーヤーに取り込むことができる「RealJukebox Plus beta」と「RealJukebox beta2」を発表した。1999年5月にβ版を発表したRealNetworks社は、1999年10月にRealJukeboxの正式版として有料の「RealJukebox Plus」($29.99)と、無料の「RealJukebox Basic」を発表した。RealNetworks社は、大手のMP3音楽データ紹介サイト「MP3.com」と契約し、MP3.comが「RealJukebox」を推奨ソフトウェアとして公開した。RealNetworks社は、音楽ジャンルを「rock/pops」「hip-hop/R&B」「dance/techno」「J-pop」など6つに分け、アーティスト名、曲名、曲解説、ファイルタイプ(RealAudio、MP3、Liquid Audioなど)、容量、エンコードビット数などのデータを掲載した「RealJukebox Guide」を1999年10月にオープンした。さらに、RealJukebox日本語版には、曲の管理やMP3エンコードができる、CD-Rライティングソフト「Easy CD Creator」プラグインが組み込まれた。RealJukeboxを使ったユーザーの個人情報が、本人の知らない間にソフト製造元のRealNetworks社に送信されていたことをNew York Timesが報道し、1999年11月1日にRealNetworks社も認め、ソフト修正用のパッチ を公開した。ペンシルバニア州のシェラー・ルドウィグ・アンド・ベイディー(Sheller, Ludwig & Badey)法律事務所のジョナサン・シャブ(Jonathan Shub)弁護士をはじめとする原告団は1999年11月4日に、RealNetworks社に対して、ユーザーの個人情報を不正に収集・使用したことは、連邦の「コンピューター詐欺および乱用防止法(Computer Fraud and Abuse Act)」と、ペンシルバニア州の「プライバシー法およびコンピューター保護法(state privacy laws and consumer protection statutes)」に違反したという理由からペンシルバニア州東部連邦地方裁判所にソフトウェア代金の返還と、RealNetworks社がこれまでに集めた情報へのアクセスの提供を求める集団訴訟をした。RealNetworks社はラスベガスで開催されたCES(Consumer Electronics Show)で2000年1月7日に、Seagram社傘下のレコード会社UMG(Universal Music Group)社と提携したことを発表した。この提携により、UMG社が保有している膨大な音楽をデジタル化して、UMG社のフォーマットで販売され、RealJukeboxで再生できるようになる。RealNetworks社はすでに、RealJukebosからソニーの携帯音楽プレーヤーに、ソニーの著作権付き音楽を配布することで提携していることから、UMG社の音楽もソニーの携帯音楽プレーヤーで聞くことができるようになる。詳細情報はURL(http://www.sony.co.jp/soj/CorporateInfo/News/200001/00-0111A/)で知ることができる。ソニーはさらに、リキッドオーディオとインターネット音楽配信システムで提携した。詳細情報はURL(http://www.sony.co.jp/soj/CorporateInfo/News/200001/00-0111B/)で知ることができる。また、RealJukeboxに音楽CD作成機能を統合することでAdaptec社と合意してることから、標準的な音楽CDにデジタル音楽を録音して再生リストをカスタマイズすることも可能になっている。まさにインターネット音楽配信の業界は、それぞれのメーカーとレコード会社が網の目状態になり、同時にRealJukeboxを中心にマルチメディア化が、2000年の幕開けと同時に、CESで一気に加速した。最後に残るのはRealNetworks社の一連の環境か、Windowsに限定した、Microsoft社のWindows Media Technologiesを利用したWindows Media Playerかということになりそうである。2000年1月14日にはMicrosoft社のビル・ゲイツ(William H.Gates通称Bill Gates)がCEO(Chief Executive Officer/最高責任者)を辞任したというビッグニュースが飛び込んできた。米国のRealNetworks社は2001年5月30日にIntel社と、RealPlayerとRealJukeboxをPentium IIIとCeleronに対応したデスクトップPCマザーボード「D815EEA2」「D815EFV」にバンドル契約を締結した。ただし、Liquid Audio社は2002年12月5日に、取締役会が会社を解散して現金資産を株主に分配することを満場一致で票決したと発表した。株主には12月20日付で1株当たりUS$2.50が支払われることになった。詳細情報はURL(http://www.liquidaudio.com/company/press/2002/archive/12_05_02.asp)で知ることができる。U.S. DoJ(U.S. Department of Justice/米国司法省)は2005年9月2日に、バーやレストランに設置して、コインを入れるとデジタル音楽ファイルが再生できる装置「デジタル・ジュークボックス(Digital Jukebox)」を提供しているイギリスのNSM Music Groupと米国のEcast社の間で競合を避けるために協定を結び、NSM Music Groupが米国に進出しないのは違法ということで、この協定の廃止を求めて米国のコロンビア地区連邦地裁に民事訴訟を起こしたと発表した。詳細情報はURL(http://www.usdoj.gov/atr/public/press_releases/2005/210927.htm)で知ることができる。Microsoft社は2006年6月15日にビル・ゲイツ(William H.Gates通称Bill Gates)会長が最高ソフトウェア開発責任者の役職を退くと発表し、後継には最高技術責任者(CTO)のRay Ozzieが就任、2008年7月以降、日常の職務から離れる予定で、その後は慈善財団「Bill & Melinda Gates Foundation」で、地球環境や教育問題への取り組みにより多くの時間を費やすと報告した。ただし、2008年7月以降も、会長および開発プロジェクト顧問としてMicrosoft社にとどまる。詳細情報はURL(http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/jun06/06-15CorpNewsPR.mspx)または、URL(http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/jun06/06-15CorpNewsMA.mspx)または、URL(http://www.microsoft.com/presspass/presskits/leadership/default.mspx)または、URL(http://channel9.msdn.com/Showpost.aspx?postid=205005)で知ることができる。

[RealJukebox関連のURL]
●RealGuide-RealJukeboxの解説(英文)があるURL(http://realguide.real.com/category.rxml?category_uid=405)
●RealGuide-RealJukeboxの解説(日本語)があるURL(http://www.realguide.ne.jp/Jukebox/)
●RealJukeboxダウンロードのURL(http://www.real.com/products/realjukebox/index.html)
●インターネットからダウンロードできる音楽クリップを紹介するガイドサイトRealJukebox Guide日本語版のURL(http://www.jukebox.ne.jp/)


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Liquid Audio社が2002年12月5日に発表した会社解散リリース
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Illustrirte Zeitung1856年11月8日に掲載されたモスクワのライティング
米国司法省が2005年9月2日に公開したリリース
Microsoft社が2006年6月15日に公開した新体制左からBill Gates, Craig Mundie, Ray Ozzie, Steve Ballmer